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2006年11月26日

2006年11月26日 大相撲九州場所感想

やっぱり深い衝撃なのかと日本杯、ヘヘーンだ。


さて、お馴染み 大相撲の感想。
一年納めの九州場所、毎度鬱陶しい座布団乱舞に見事横綱朝青龍が全勝優勝で応えてくれました。


以下、適当な感想。
やっぱり白鵬がいなけりゃ駄目。琴欧洲も全体的によくなかった。でも10番勝つんだからなぁ。実は栃東も魁皇も10番勝ってるんだよなー。何でだろう?底力だとは、あまり思いたくない。琴光喜なんかもうちょっとで年間全場所8勝7敗かという状況だったのに。
朝青龍に対抗できるのはやっぱり白鵬だけかね。今場所は豊真将や琴奨菊など若手の活躍が良かったけど、白鵬に続く若手力士の台頭を切に祈ります。特に豊真将は初場所で番付を上げてどこまで勝てるか。まだちょっと力不足かもしれないけど・・


あとは注目された兄弟力士のヒトたちで結局勝ち越せたのは露鵬だけだったり、若の里はもう関脇に戻れそうもないと思われたり、十文字が存在感を見せつけたにも関わらず、やっぱりキャラは地味だったり、皇牙の相撲内容についてちょっと不安に思ったり、豪栄道と栃煌山は来場所も楽しみだったり、期待の門元もあと一息だと思ったり、白馬がやたらと良くてこれからに期待が持てたり… いい加減に振り返ればキリがない。


・・・ということで来年の期待。
大関陣の整理。白鵬横綱へ!? 朝青龍独壇場の阻止なるか。幕下・十両から新たなる若手の台頭。北桜とか土佐ノ海とか皇司とか玉春日とか栃乃花とかのベテラン、把瑠都とか稀勢の里とか豊真将とかの若手。


今年の大相撲も終わりました。来年はどうなるのでしょうか。さてさて、2007年の大相撲にも期待しましょう。

2006年11月24日

2006年11月24日 except 6

JC、ディープは入着止まり。
そんな気がする。どうせ当たらないだろうけど。
馬券は買わないけど、買うならディープ以外を本命に。
っていうかディープ以外の、つまり6番を外した全ての単勝を買うのも面白いかもしれない。


私は馬券を買うとなると穴を狙い過ぎるから、ちょっと自重気味。
ホントは2歳戦線などが面白いのだけど、当たらないから手を出さない。
私の予感は世間一般の恋の予感と同じくらい期待できない。


う〜ん、でも、やっぱりこの際、配当なんか考えずにディープ以外の単勝を全部勝ってみようかしらん。
あまりにマスコミがディープディープ騒ぐので、私はディープ以外の馬に期待する。競馬の波乱ほど愉快なことはないからね。

2006年11月22日

2006年11月22日 バランス感覚

保阪正康著『昭和陸軍の研究』(上・下)保阪正康氏の『昭和陸軍の研究』(上・下)
今のところ上巻だけ読んだ。これから下巻に行く予定。


保阪さんの本を読むたびに思う事だけど、この人の緻密な取材には感服せざるを得ない。
今までどれだけの時間を聞き込みに費やして来られたのだろうか。
いやはや恐れ入る。


一方で、この人の歴史観や戦争認識への評価は分かれるところだろう。
物事をやや安易に断定・断罪したりする傾向にあるのは気にかかるし、たまに間違いを書くこともあったり・・・
とはいえ、過去と向き合い、そこから反省点を探り出し、現在さらには将来への教訓に昇華させようとするその一貫した姿勢は、やはり認められるべきだろう、と思う。


歴史は、現在から将来に及ぶ教訓の発見の場である、と私は考えている。
過去に起きた事柄を色んな角度から捉え直すことで見えて来る事象、現象、思想、政策、行動などを、今後の私たちの広い意味での生活の上に照らし合わせることで、漸く歴史は生かされるのだと思う。単に、昔はこういうことがあって、こういう風になって、こういうものが出来ましたよ、という客観的な出来事を知るだけでは、歴史を見つめる意味は無い。肝心なことは、過去におけるある出来事が、現在を生きる私たちに何をもたらそうとしているのかを考察することだ。


そういう意味では、保阪さんの歴史に対する態度は悪いと思わない。
ただし、時々、その態度が強烈なまでに指導者層への批判に向けられることがあるのは気になりますが…
そりゃちょっと厳しすぎないか、と思う見方をする時がある。それがこの人の評価を分けている第一の原因だろう。


過去への反省の念を持ち、その善悪を質そうとする姿勢は、やはり大切なことだ。しかし、それだけでは見えて来ないものもある。そこんところのバランスの取り方によって、歴史観というものは異なってくるのだろう。
保阪さんや半藤一利さんなんかは比較的厳しい目で過去を捉えようとしているけど、それは別の言い方をすれば、過去の日本の悪い部分と徹底的に向き合っているということ。そういう視点は忘れられるべきではない。


問題なのは、そのバランスなんですよ、バランス。
保阪さんはたまにバランスを崩すような時があるので、気をつけてもらいたいと思います。
繰り返して言いますけど、私は基本的にこの人のスタンスは嫌いではありません。この『昭和陸軍の研究』(上・下)も良い本ですよ。
この本の中のバランスは・・・たまに「むむっ!?」と思うときが無きにしもあらずという感じですが、当時の陸軍を徹底的に見つめ直しているという意味では、素晴らしい本だと実感しております。ハイ。

2006年11月20日

2006年11月20日 ・・あっ。

日曜でも月曜でもどうだって良いじゃん。


黒海がさりげなく八連敗で負け越していた。


田嶋陽子みたいな女が日本を駄目にする。

2006年11月19日

2006年11月19日 ドアマット

アンカツの絶好調ぶりに驚いている最近、そろそろ寒さも増してきて当方にとっては非常に好ましい季節になって参りました。


さて、以下のようなおかしな記事を見かけました。


ボストン2紙が松坂のニックネーム募集


グローブ紙はすでにホームページ上で、600以上の応募から13の候補に絞って投票を実施。1万2000票以上が集まった中での1番人気は、代理人のボラス氏が付けた「D−MAT」となった。DaisukeのDとMatsuzakaのMATを組み合わせたもので、同氏の契約選手であるA−ROD(アレックス・ロドリゲス)からヒントを得ている。


ヘラルド紙は「D−MATはドアマット(お荷物球団の意味も)みたいだ」と酷評した。グローブ紙同様「Dice−K」が注目されていると報じた。意外な人気はDaisukeに似たつづりの「Daisy(デイジー)」で、読者から「評判通りの投手だったら、あまり男らしくない名前も格好良く感じるはず」との意見があったという。


松坂のニックネームは正直な所どーでもいーですけど、もう「D-MAT」ではなくて「ドアマット」にしてしまえば良いじゃないか。
一番覚え易かろうに。アメリカ人だけじゃなく、日本人にとっても馴染み易いと思うけどねぇ 「ドアマット」。


日本の「ドアマット」から世界の「ドアマット」へ!!
凄いのかどうか分からない出世だ。
日本の居酒屋のドアマットがホワイトハウスのドアマットになったのさ。


「ドアマット」完封! A-泥(ROD)を門前払い
とかいう一面記事を期待します。
オネガイシマス。

2006年11月18日

2006年11月18日 あえて勝つ。

魁皇が強い。
なんだこれは!?八百長か
7連勝って何だよ。角番どころかフツウに優勝争いに加わってるし…
てっきり今場所で魁皇も見納めだと思ってたのに。


まぁ、優勝の大本命は朝青龍ですが、まさか魁皇の優勝なんてことはないよね。
そんなコトがあったら耳から舌が出て来るくらい驚く。
そして「魁皇優勝陰謀説」なんかも出て来る。
魁皇無き九州場所なんて客入りが散々だろうから、わざと魁皇を優勝させた、なんてね。
魁皇に変わる九州出身、特に福岡出身のスター力士が出現するまで魁皇の引退はナシ。琴奨菊とか皇牙とか十文字とかはどうだ・・・ う〜ん・・


そもそも魁皇って何で地元で異常なくらい人気なんだろう。
現役大関陣で一番メディア登場回数が少ないのに。
バラエティ番組ではまずお目にかかれないし、CMも、ねぇ。
魁皇の裏には、やっぱり何かあるのかも分からん。

2006年11月16日

2006年11月16日 クラクションと童謡

先日、祖母が亡くなった。90歳を過ぎてたから、大往生といっても良いだろう。90年分の人生ってどんなんだろうなぁ。ちょっと想像し辛いわ。なんたって大正生まれだからね。第一次世界大戦をやってた辺りに生まれているんだからスゴい。激動の時代を生き抜いてきたわけだ。
今の私と同じくらいの年齢で結婚して、間もなく戦争が始まって、でも子供も沢山いて、孫も10人以上いる。


色々思い出すことはあるけど、兎に角優しいお婆ちゃんだったという印象ばかり。怒っているところを見たことがない。私なんかにもかなりお小遣いをくれたりした。


昨日の葬儀で印象的だったのは、安らかな死に顔と出棺の時の「プワァ〜〜〜〜ン」というクラクションの音。
テレビで有名人の葬儀、出棺の模様を放送しているけど、所詮テレビはテレビだ。あの音をリアルに伝えることはできていないと思った。


今まで、あんなに物悲しく響くクラクションの音は、聞いたことがない。


例えば、ロクでもないタクシーの運転手が鳴らす「ビッ!」というクラクションの音などは、人を馬鹿にしたような下衆の音だ。なんの感情もない。avexのミュージシャンかよ!と。


そもそも霊柩車のクラクションは、他のクラクションとは別のモノを使ってるでしょ?一般車にあの音は出せない。本当に良い音を出すよなー。


出棺の後、私を含む数名が用意されていたバスとは異なる別の車で火葬場まで行くことに。
ちょっと離れたところに車があったので、そこに向かう途中、祖母と馴染み深い近所のお爺さん(私も何度か見たことがある)が家の前で杖をついて出棺を見送っていた。その光景を思い出すと、今でもちょっと泣きそうになる。なんか寂しい光景だった。


もう一つ印象的だったのは、葬儀の前に「故郷」や「赤とんぼ」や「七つの子」といった童謡のメロディーが流れていたこと。
これも恐ろしく寂しい雰囲気だった。童謡ってあんなに切ない音だったのか。日本人の情緒を刺激するのかなぁ。


うさぎおいしかのやま
こぶなつりしかのかわ
ゆめはいまも めぐりて
わすれがたきふるさと


でも「七つの子」が流れてきたときに
烏なぜ啼くの
烏の勝手でしょ
と別の歌詞がまず出てきた時は、志村けんの偉大さ、影響力の大きさを改めて実感した。


亡くなる前日までは元気だったけど、明くる日急に息を引き取ったという。誰も死に目には会えず。
たまにあるパターンだね。
親族を心配させたくないから、急に死んだのよ。ずっと危篤状態なんかで、大勢をハラハラさせるより、パッと死んだ方が良いだろうと思ったの。ちょっと驚かせることになるだろうけど、それは仕方ないわ。あまりワタシのことを気にかけて、生活に支障をきたしたりしてもアレだからね、と故人の胸中を推測してみたり。


思い返せば、私は祖母に何も出来なかった。
恩返しという意味でも、しっかりやっていかねばならんなと自分を戒めております。
ご冥福を祈りつつ。

2006年11月11日

2006年11月11日 ガチで無

波田陽区という響きに時間の流れを実感する晩秋。
御機嫌宜しゅうございますでしょうか。
さて、明日から始まる大相撲九州場所の展望でも。


もう優勝予想とかあんまり意味無いんでやりません、とりあえず注目点だけを箇条書き。


魁皇の潮時
把瑠都の相撲内容
優勝本命の横綱
琴欧洲、そろそろ復調だろ〜
豪栄道の将来性
若兎馬も再び
&門元


3組の兄弟も頑張って欲しいなぁー
ということで・・・実は今場所、ちょっと波乱を期待してます。
なんか驚くようなことがないかな。土佐ノ海が優勝するとか、琴光喜が全敗するとか。
んなこたぁないか。


とりあえず明日からまた愉快な愉快な大相撲が始まるので嬉々としていますよ。
じゃあ、おやすみなさい。

2006年11月07日

2006年11月07日 雲散霧消

いきなりこんなコトを言うのはオカシイけど、私はラブソングというものが大嫌いだ。
まず陳腐だ。そして臭い。さらにラブソングを歌っとけば良い、みたいな風潮が世間のどこかにあるのが嫌だ。最後に、やっぱり陳腐だ。
ラブソングなんて大ッキッライだ。


と思い続けているけど、先日偶然聴いた矢井田瞳の「初恋」という曲は良いと思った。
不覚!
なんで矢井田やねん、となるかも知れんが、それは私が一番突っ込みたい。


この曲は歌詞も臭いし、メロディーも平坦だ。
でも、なんか良い。
ドラゴンボールでいえば、ベジータみたいな良さがある。
ヘタレだけどプライドだけは無駄に高くて髪型も変で一人だけ悟空を「カカロット」と呼び続けてるけど、時々見せるあのコミカルな一面やあの犠牲的精神。
別のキャラでいえば、映画の時だけ優しいジャイアン。「コインロッカー・ベイビーズ」のアネモネが飼ってたワニ、「我輩は猫である」の寒月クン。もうなんかよく分からなくなってきた。


あんまり興味ないものに惹かれた時の、あの戸惑い・モヤモヤ感。
髪を切った後、初めて頭を洗うときの違和感。
昔好きだったミュージシャンを聴いて「なんでこんなの好きだったんだろう」と思う過去への罪悪感。
今日は休みだから遅くまで寝るぞーって思いながら、9時半とか10時とかいう中途半端な時間に起きてしまった時の妙に醒めた意識。
総理大臣が変わった後一ヶ月くらいの無駄な新鮮味。
朝日新聞の読者投稿欄。


さてさて、ラブソングなんてものは一時の虚像に過ぎないんですよ、あんなのはね。 永遠と思っちゃあダメですよ。ラブソング、満腹感、オナニーの快感ってね。全部直ぐに消えてしまうもんですよ。

2006年11月03日

2006年11月03日 ヘノミチ

中村粲著『大東亜戦争への道』某メディア批判でお馴染み、中村粲センセイの名著『大東亜戦争への道』
ほうほう、ナルホド、これは確かに面白い本だ。
約四千円もする高価な本だけど、それだけの価値はある、はず。
書名通り大東亜戦争までの過程を丁寧に追った一級の通史といえるだろう。超完璧とまでは言わないが、完璧と言って良い本。


流れを淡々とした筆致で書いている所もあれば、若干熱がこもっているな、と行間から窺える所もある。この辺りはさすが近現代史の大家だと思わせる。そういう所が見受けられない歴史本は、読んでいて面白くないからね。
その著者の意見・見解が曖昧な本なんて面白いワケがない。歴史の本だって、事実の上に著者の考えが述べられていなければならない。どっち付かずの意見が記された歴史書なんて教科書だけで十分。いや、教科書は出来る限り公平な視点から史実を書かなければいけないが、そもそもそんなコトは不可能だともいえる。どれだけ公平に書いたつもりでも、必ずどこかから批判が出るから。それならば、教科書のようなスタイルは無視して、自分のスタイルで、自分の歴史観を述べる以外にないのではないか。
へっ、そういう批判は覚悟の上さ、という気概を持ってね。
批判が怖くて、どうとも受け取れるような感じの無難で中途半端な文章を書く著者は卑怯だ。その点、この本は一貫して書き手の見解が述べられているから心地良い。


中村センセイからいわせれば、大東亜戦争とは…
1.門戸開放主義をめぐる日米抗争 2.共産主義との戦ひ(六百五十六頁)
となるが、まぁ、そうでしょうねぇ。


あとは、日本国内での共産分子の動きとかが記述されていても良かったように思うけど、それは別に良いか。
そういえば、大東亜戦争はコミンテルンの陰謀によって引き起こされた戦争で、その最終目的は全世界の共産化政策だった、などという論を聞いたことがあるなー。日本の首脳部にも、実は赤い連中が多くいたとか。アハハハ。陰謀説ってのは面白いから、常に一人歩きしますからねぇ。デイビッド・バーガミニの「天皇の陰謀」だって少なからず注目されたし…


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