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2007年12月25日 触らぬ神に祟りなし

部屋の大掃除、いや規模と致しては中掃除くらいのモノを決行す。しかし、中途半端にキッチリとしたる性格が幸いしてか、お掃除道具には不便を来さないのであった。掃除機、雑巾、スポンジといった超基本アイテムから始まり、コロコロやトイレ用洗剤、浴槽用洗剤、フローリング用洗剤、キッチン用洗剤(油汚れに強い!)等を所持しておるのでした。また、油汚れを落すのに特化したスポンジや水を用いないでもホコリを吸着して頂ける紙製の雑巾なども所有してある。およそ男の一人暮らしにしては道具がありすぎる気もするが、無いよりは宜しい。現在、私は、複数の洗剤のニオイが漂う部屋中にてキーボードを叩いておるのであります。お掃除をしたという実感も漂う。全ての汚れを落とし去ったワケではあらぬが、大体七〇%ほどの汚物は洗浄し得た。と自負しているらしい。


今日はクリスマスなので、近所の神社に馳せ参じた。日本語がオカシイか。
閑散としたる神社。おそらく神社を管理しておると思われる家族のような四人組(父母と兄妹)が何やら日曜大工的土木作業をしておるのを傍らに見ながら、神社内をウロつく。彼ら一家からすれば、私は相当怪しきモノと警戒されたかもしらん。
フとするに、「天然記念物」と記されてある石碑が設置されてあるのを発見致したので、よくよく見てみるに、どうやらソコにある巨木が天然記念物に指定されてあるらしい。私の直感からすると全高十二メートル、直径一メートル八十センチほどの巨大な木でごじゃいます。何ていう木かは存じ上げん。
十五分くらい適当に神社の中(主に天然記念物の周辺)を散策してから帰ろうとしたのであったが、このまま帰るのも申し訳ないような気がしましたので、祠(ほこら)の前にあった賽銭箱に「五十円玉」を投入して、手を合わせてみる。だが、手を合わせた瞬間に後ろめたさが生ずる。今まで斯様なコトはせずに来ったモノが、その場凌ぎのような具合で信仰心的なモノを見せつけるのは却って“神様”に対する不信ではあらぬかと感じた故に、すぐさまその場を立ち去らんと決し、実際すぐに立ち去ったのであった。クリスマスだからの口実の元に<にわかクリスチャン>になって祝うのも十分な冒涜行為であると信ずるが、だからといって“逆説的に”神道に歩み寄るのも是また冒涜行為なり。そうして、我が家系は代々真言宗ではないか! チクショー!お寺へ参詣すべきだったか!


・・・あっ! 今気付いた。俺、手叩いてないワ。神社ではパンパンって手を叩いて拝まなければ“神様”がお気付きになられないのよ坊ちゃん、ってガキの頃に何度か両親に言われたはずだ。
…ということは、私の軽薄なアノ行為も“神様”が察知しておらぬというコトで、バチは当たらぬであろうか。…というよりも、バチが当たる当たらないの次元で神社というものと向かい合っておる時点で、十分なバチ当たりではないかと感じますが。まったく気が滅入る。


明日は実家へと帰らんとするのである。
トコロデ、この前記し上げたtexas pandaaなるバンドはやはり素晴らし過ぎるバンドであります。(参照リンク:“texas pandaa”というらしい存在)勢いでファーストアルバムも購入してしまった。あるいは彼らとの出逢いは今年最大の収穫ではありますまいか。コレも“神様”が用意したる巡り逢わせ哉。
(数億人に一人の割合でいるらしい、まだ見ぬ)私と同じような趣味の持ち主に是非とも勧めたいバンド。texas pandaa:「Days」ってアルバムは誠に傑作な一品でございます。宜しければ召し上がれ。

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