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2009年09月28日 大相撲秋場所感想’09

朝青龍の見事な優勝で幕を閉じた大相撲秋場所。
本割では白鵬の衝撃的な立ち会いで一方的にやられましたが、決定戦では上手く取りましたね。やはりこの両者の取り組みは、8割方立ち会いでどれだけ有利な型を作れるかにかかっているような気がします。朝青龍は中に入ればほぼ大丈夫。白鵬は彼より大きいですからね。(ガッツポーズをしてまた内館の婆さんがルンルン気分で喜びそうな気配ですが、この件は低俗です。もう宜しい。)優勝争いに朝青龍が加わるコトの大切を、改めて感じた場所だったのではないでしょうか。29歳、まだ2年くらいは活躍して欲しいなぁ。


初日に朝青龍にメチャクチャに吹っ飛ばされて大丈夫かと思った把瑠都でしたが、頑張りました。敢闘賞。5大関を撃破ですか。まぁ、常々言われている潜在的な能力のコトを思うに、これは当然かもしれません。大関目指して頑張って欲しい。休まず圧力をかけて前に出ていけば、そうそう負けることはないでしょう。せっかく恵まれた体格を持っているのですから、変なコトはしようとせず正面から当たっていけば結果はついてくると思うなぁ。
そして技能賞を取った玉鷲も良かった。相撲内容では把瑠都より良かったんじゃないでしょうか。さすが技能賞です。こんなに相撲の上手いヒトだったかなぁと思いました。何度も。モンゴル人力士特有の柔らかさを持っています。今後、日馬富士に並ぶような力士になってゆくかもしれません。


大関陣は相変わらずピリッとしませんね。千代大海以外は勝ち越すのがやっとという感じ。琴欧洲は本当にモロいなぁ。前半戦を見ていると、力はあるんですが、同時に迷いもありそうな気がします。崩れると一気にいく。更に上へ上がるには精神的な面の鍛錬が足りないのかもしれません。
次いで関脇は関脇で二人とも負け越しています。稀勢の里は何だろう。あの変な立ち合いをどうにかした方が良いんじゃないでしょうか。相手に積極的に差されたいのか。わざとか。
平幕の上位陣も負け越している力士が多く、中には何年も「大関候補」と言われているヒトもいたりして、ソレはまた来場所以降も続いていくでしょう。一方で良かったのは武州山と豪栄道。勝ち星も積み重ねました。特に武州山。入幕してから一番充実した相撲を取れた場所だったかもしれません。良い押し相撲が出来ていました。


あと、幕下優勝した臥牙丸。このヒトはどうだろう。迫力はあるのですが、まだそんなに相撲が上手くはない気がするなぁ。もう少し時間が必要ですか。そして中国人力士の蒼国来。愈々十両昇進できそうな気配じゃないですか〜 もう何年も彼の名前は聞いていたのですけどねぇ。漸く上がれそうな雰囲気になっています。
上がると言えば山本山もまた幕内に上がってきます。場内を沸かせられる力士ですし、意外に器用なところもありますから、ちょっとだけ期待しておこうと思います。(わたしが過剰な期待をするとロクなコトがありませんので…)


最後に、解説の舞の海サンはしょうもないですね。いつからあんな風になってしまったのか。些か感情が先走り過ぎているような…… もう少し冷静に見て下さい。
さて、来場所は「一年納めの九州場所」です。やはり両横綱の争いになるでしょうが、今までの流れから考えるに次は白鵬が全勝優勝でもしそうな感じがします。最近の朝青龍は本当に読めないのでどうか来場所も今回のような安定感を見せて欲しい。
そして問題は千代大海。いったいどうなってしまうのか・・・ 乞うご期待!!
KYUSHU BASHO is Coming Soon!!!!

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