« 孤独の抵抗者バートルビー | もどる | 落書きと「逃げる」コトについて »

2008年11月27日 So farewell, Mr. Monk

「名探偵モンク」シーズン8で終了


同番組の視聴率は安定しており、人気も評価も変わらず高いが、関係者全てが「よい時期に番組を終わらせたい」という意見で一致したという。USAとユニバーサル・ケーブル・プロダクションは「ファンの期待を裏切らない、満足度の高い最終シーズンにする」との声明を発表し、最後までサポートして欲しいとファンに呼びかけている。


本国では現在シーズン7真っ最中の「Monk」(邦題「名探偵モンク」)ですが、シリーズの終了が決定しました。発表から少し時間が経過していますが…モンクさんとお別れしなくてはいけないのですね。
打ち切りにならなかっただけ良かったと思うようにしています。最後はトゥルーディの事件でしょうかね? モンクが唯一解決できていないこの事件を解かずに物語の幕を下ろすコトは考えられません。現にもう既にかなりのピースは揃ってきていますから。


The Monk is Dead


コチラは向こうの記事ですが、なかなか過激なタイトルを付けるものです。
「ええ! モンクさん殉職するの!?」 ドキッとしましたので、頑張って記事を読んでみたら、何のコトはない。これまでの概要とか素晴らしい功績とかを讃えているだけ。でもねぇ、最後に以下のような素朴な一文を寄せているのは、何と言いましょうか、英語だから違和感なく書けるのでしょうか。
「So farewell, Mr. Monk, we’ll miss you.」
自然な感じで訳せば、お別れだね、モンクさん、アナタのコトは忘れないよ。とでもなるでしょうか。・・・なんだ、コレは。死んだみたいじゃないか。まさに記事のタイトルだ。

It truly is a jungle out there in TV-land, but you survived it, and made us laugh while doing it.
Thank you for giving us eight wonderful years.

一行目の「you」について、私は思い切ってソレをモンクだけではなく警部やディッシャーやナタリーやクローガー先生や、そしてシャローナを指すモノと解釈したい。文中の「jungle out there」というのは、ランディー・ニューマンが歌うこの番組の主題歌「It's a Jungle Out There」と掛け合わせています。この曲は1分にも満たない短いものなのですが、モンクさんと重なり合う歌詞が良いのです。歌は次のような一節から始まります。


It's a jungle out there
Disorder and confusion everywhere
No one seems to care
Well I do


[都合のイイ訳:アッチはもうグチャグチャだ/どこに行っても無秩序と混乱/誰も気を払わないけど/私は気にする]
エイドリアン・モンクにピッタリな歌詞ではないかしらん。(ちなみにコチラで曲が聴けて、mp3も入手できます。)


「the final season promises to be a memorable one for all Monk fans.」──公式サイトに記されたこの誓いを私は絶対に忘れないからな! 勝手に期待しています。しかし、待て。日本ではまず来春の第7シリーズだ。「memorable one」への配慮はそれからでも遅くない。

« 孤独の抵抗者バートルビー | もどる | 落書きと「逃げる」コトについて »