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2008年10月17日 競ギャ・馬グ マンガ

たいようのマキバオー4巻「たいようのマキバオー」5巻でっせ。以下雑記。
文太も力を発揮し始めてきておりまして、愈々本格的に「来たな」との感慨もそれなりに。しかし「みどりのマキバオー」と比すれば、やはりスローペースに話が進む。つの丸先生が仕事さぼってYoutubeやニコニコ動画を見られておるからでしょうか?(カバー袖及び表紙参照)


話は九州、佐賀へと。遠征でごわす。
「ギガモッコス」は素晴らしいキャラだ。ベアナックルを彷彿とさせる。(そのベアナックルも「像」として登場しますが)
もう一方の「フラットビッキー」はカスケード産駒なのね。「マキバオー」史上最も人相…ならぬ馬相の宜しくないヤツだ。鬣(たてがみ)にその面影を垣間見るコトはできるのだけど、こりゃ過激に過ぎる。パンクロッカーに変貌したカスケードだ。而してプライドの高さはお父さんと瓜二つの如し…


レースの結果までには敢えて触れませんが、ただ一つ、ハヤトは私が勝手に思っていたよりも何倍も立派なジョッキーなんだ。少なくとも親分と共にミドリマキバオーに騎乗しておった時の菅助よりは度量がありそうな予感を感じさせる(とはいえ、彼は中央のジョッキーになれなかったのですが)。
あと、余分にもう一つ──「荒炎賞」の第三コーナーのインの突き方を見て、菊花賞を連想してしまったのは、果たして何処の誰でございましょう?


手短に綴って参りました。
この5巻全体を通じて宜しかった点をあげますと、それは他ならぬ「競馬マンガ」と「ギャグマンガ」のバランスが見事に均衡した点にこそ求められよう! 新たな領域へと向かい始めたか!? すなわち、「たいようのマキバオー」はココに至り両者を融合せしめた「競馬・ギャグ漫画」/「ギャグ・競馬漫画」ならぬ「競ギャ・馬グ(けいぎゃまぐ)マンガ」なる荒野へと単独で侵入致したのではあらぬか、などと他愛もなきコトを発言したいのであった。
他方、登場するキャラが目紛しく変転するため、どの馬が誰であるかを見分けるのに困難だってなトラブルも生じておるような気配をそこはかとなく感ずる。この点に関しては、まぁ、文太が強くなりまして、重賞に挑戦できるといった状態へと進めば克服されるのであろうけど、それは……何時!?


終わりに疑問を。「ダービーグランプリ」、存続している設定かい?


参考リンク:射程圏内? (4巻の感想文です。)

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