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2008年05月18日 悪魔の判決

間垣親方、豊桜…また暴行発覚で厳重注意


陸奥部屋では今年1月24日、十両豊桜(34)が序ノ口力士を調理器具のお玉で頭を10発程度殴打。力士は8針(約7センチの切り傷)を縫った。(中略)間垣部屋では今月14日の朝、間垣親方(元横綱若乃花)が、序二段力士の両太ももを竹刀で殴打していた。原因は力士が親方の信頼を損ねる問題を起こしたからという。


豊桜はちょっとやり過ぎであろうか。コレは芳しくない。然るに果たして間垣親方の件は、そこまで問題視する必要があるのか否かが分からぬ。「親方の信頼を損ねる問題を起こした」ってのに如何程の信頼性を置くかが問題なのですが、仮にコレを信頼すると致しましょう。そうするのならば、竹刀による行為で以て警告を付与したという意味で、斯かるモノは日本の武道や寺社修行にあって長年是認されて来ったコトに他なりません。而してこの一件を持ち出して殊更に難詰するようなのは、ソレを幼稚な精神と言うより他にない。


外部委員の漫画家やくみつる氏は「野球で言えば次はない警告試合の状況の中、相撲界はまた自分たちのやり方を通した。厳しい処分が必要になる」と訴えた。


騒音が生じているのであります。
あまり巧みではない比喩の後に、「相撲界はまた自分たちのやり方を通した。」とは言うが、この男は物事の差異を判別しかねる幼児の如く、あらゆるモノを己の都合に従って処理されねば満足できないとでも述べるつもりなのでしょうか。甚だ不可解。彼の申し上げる「自分たちのやり方」、ソレは即ち相撲界に存する伝統であって、コレは悉く時代錯誤であるから、一端解消してしまえ! そう絶叫しているのだろうか。それで“再発防止検討委員会”などという奇妙で陳腐な連中しか集っておらぬカルト宗教のようなトコロが設定する新たな規則に全面的に服従しろ! このような狂気の沙汰としか思えぬ妄言を吐いているのだろうか。そうではないことを祈願す。
確かに、従来のやり方が暴走してしまい、重大な事件を起こすことがあるし──現実に時津風部屋では発生した。従ってそのやり方は最早通用せぬから、全て破棄すべきだ。…ココにある「従って」は全然意味を成しませぬ。義務教育を受けていれば、ソレくらいは誰でも理解可能。けれども、やくみつるはソレすら解せずに、「従って」に有効性を与えたくて与えたくて仕方のない破壊衝動を兼ね備えておる狂人か!? 「武田」といって武田真治しか認めない狭量、武田信玄が泣いている、武田修宏は相変わらずヘラヘラしている、武田薬品だってCMをしている、モンスターペアレント顔負けの難癖さ。

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