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2008年02月12日 焼け石に水

まずは前回の分の補足から。蛇足ではあるが。
果たして倖田來未の「羊水が腐る」発言で傷ついたモノがいるのであろうか。ココで重要なのは<倖田來未の発言>というコトでありまして、仮にコレが六大陸に響き渡るほどの名声を保持致す名医の口から飛び出したモノでしたら、事態はより騒然、而して悲哀、悲痛、嗚咽が咲き乱れても不思議ではあらぬ。だが、今回は倖田來未の言、倖田來未の如き○○○○○女の言、誰が斯様なモノを真に受けるのでしょうか、誰が斯かる発言に落胆し申し上げる被害妄想持ち的なモノの存在を推定できましょうか。ソレはベジータがリア・ディゾンと手を繋いでデートをするくらい考えられない。オープンカフェで西岡徳馬が綾瀬はるかに「ハ〜イ、アーンしてぇ」と言われて、イチゴチョコパフェを一緒に食べているくらい考えられない。森繁久彌が平成生まれの女とラブホテルに入って行くシーンくらい考えられない。マスコミの“自称”正義感、漂う。


さて、では前回の予告を消化せねばならぬ。
予想外に間隔の開きたる展開は何を物語るのか。すなわち…
約五年間愛用してきたiPodが愈々逝去致しましたので、コレはもう寿命であろう、やむを得ぬ、と一度は観念した私でしたが、果たしてそれでも最愛のモノを喪失したる以上、笑いながらもおられぬワケであって、従って過去五年間で最も路頭に迷いまして、失望し、やがては極限の自暴自棄になり、やけ酒とシンナーに浸り、挙げ句盗んだバイクで走り出し、夜の校舎 窓ガラス壊してまわり、その辺の女に声をかけ、きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあい、そうして僕が僕であるために思い切って新しいiPodを購入した次第である。就活用に貯めておいたお金から泣く泣く差し引いた三万円。…オレは何をやってんだ。


iPod classiciPod classic 80GB。映像や写真などは入れぬから、80GBもあれば十分なり。現在、約40GB分の音源をぶち込んである。
先日まで使用しておったのは、随分古いモデルであった故に、ほぼモノクロ状態であったれば、今日のモデルは多彩な色合いでありまして、ジャケットまでキッチリと表示されてある。これじゃあ、CDを買ったのと同じようなもんじゃないか。感覚としては。益々CDの存在価値が疑われる時代である哉。どうなるレコードショップ!? 
あと、薄い、薄いのだ。板チョコかと思っちゃった。こんなにぺっちゃんこで80GB! MacBook Airの登場にも頷き。
それにしても“Cover Flow”なる機能は楽しいねー だから久しぶりにT.Rexを聴いている。マーク・ボランの声は歌以外には不向きな声、つまり歌をやらねば何をする、というコトになる。変態ギター。


しかしながら、難点も大いに存す。
ホイールの操作性が著しく劣等なのでした。そして全般的に動作が鈍い。関取だらけの徒競走か、と思うレベルでトロい。利点、欠点を相互に加味致した結果、コレは如何に見積もっても欠陥商品、欠陥モデルではないかしらん。
ネット上にも動作における問題が幾つか提示されてあるのを閲覧するに及び、やはり同様の感慨を抱きたるモノがいたコトを実感す。
―まぁ、まぁ、ただし使えぬコトはないのですから、ココは我慢であろう。
善し悪しに関しましては今後急展開を見せるかもしれぬから、まだ断言は避けたいトコロでございましたが、何か衝動的に言っちゃった。言っちゃった。先生に言っちゃった。


・・・じゃあ、今回はコレで。

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