« 必然の輪 | もどる | つまらぬコトを書いております »

2008年01月07日 免許更新、倦怠感、醜悪的己

免許更新のために、「免許センター」へ赴く。
初回更新のために、二時間の講習をせねばならぬ。免許を取得してから今日に至るまで、一度たりともハンドルに触れておらぬ私がしたり顔で講習を受けるといいますのは、やはりどうしても奇妙な様態ではないでしょうか。およそ現在の私の生活パターンを鑑みるに、先ず以て運転をせねばならぬ状況に立たされるコトは、叶姉妹の姉が「アラ、美香サン、私のこのTシャツはユニクロでたったの700円でしたのよ」と暴露するくらいに考えられぬ。
斯かる具合にイヤイヤながらの講習なのでした。


二時間の講習・・・大学の講義より長いではないか!
初回講習死ね、絶対的に死ね!と内心呟きながら受付へと向かう。当然のコトながら「交通安全協会」なるいかがわしいカルト集団に払いますお金はございません。冷徹に拒否させて頂く。NHKの受信料とどちらが不必要であるか。アンケートを実施致せば、愉快千万なる結果が出るかもしれん。
視力検査→写真撮影→講習の順。
視力検査、写真撮影は無難にやり過ごすが、担当熟女の無愛想さに、驚く。この「免許センター」という施設で仕事をする女は、無愛想でなければいけないのですか? 「全日本無愛想大賞・熟女部門」が存すれば、上位にランクインせる輩は悉く「免許センター」におる女で間違いなかろう。


さて、いよいよ講習、であります。
初回講習者専用の狭い部屋に入る。ココがなかなか妙な部屋であって、車のシートの形をしたモノが30席ほど設けられておって、床にも何か細工が施してある。間違いなくシミュレーション体験可能なる部屋であったが、コレが実に窮屈。おまけに平日の午前中にも関わらず受講者は20人ほど存す。席にそれほどゆとりがありません。
胸の内では相も変わらずに「初回講習死ね、絶対的に死ね!」と唱えながら、待ちました。およそ30分。陽気な高校の数学教師的な、齢は還暦前くらいのオッサンがやたらと咳き込みながら入り来りて、開口一番「アノ〜、後から来られる方がおられるかもしれませんから、皆さん右側に詰めて下さい」 このオッサン、ドSである。明らかに窮屈な場所を更に窮屈にして、受講者を虐め抜こうとする魂胆であるのは見え見えでしたので、コレに立腹致した私はやむを得ず立ち上がり、そうして、大人しく右側に詰めました。隣にはキレイなお嬢様。まぁ、宜しい。


左右両隣のスペースがなくなり、息苦しくなった状態で、受講開始。
が、オッサンのやる気がない。「早く終わりましょう」の連続弾で、最終的には「予定より24分、25分くらい早く終わります」と言い放つ。24分って何やねん! もう「25分早く終わります」でエエやん、とココロの中でくだらないツッコミを入れつつ、ボーッとオッサンのハナシやら映像やらを見ておったら、オッサンが途中で恐ろしく咳き込み出しまして「コレはイカン、咳止め飲みますから、ちょっとスイマセン」などと言いながら中断す。まぁ、ロクでもない講習だ。そしてシミュレーションは体験できず。いったいこの部屋を使用したる理由は如何。そんなこんなで予定より30分くらい早く終わりて、免許を受け取って帰る。―2時間キッチリやらなくてもイイのね。


道交法の改正により“種類”のトコロが「普通」から「中型」に変わっておった。・・・ソレは良い。問題は顔写真である。前回撮影致しました時にも相当に醜い表情で写り込んでおった私であったが、今回も負けず劣らず相当に醜い。この醜さは決して白鳥になれぬ醜さであります。
数人のモノが集いて、「せーの」で免許を出し合ったとして、私の顔写真は<すべらない>のではないか。
おまけに髪の毛が伸びておるから、小汚くもある。写真で我が長髪を見るに及んで「さすがに切らねば」と強く思う。よって来週中には切る。


さてさて、依然として私は実家におるのですが、愈々明日戻ります。滞在期間は十日ほどであったが、果たして此の次に舞い戻って来るのは何時になるであろうか。
免許に於ける醜き顔写真を手土産に、明日、高速バスに乗り込み、私は実家を再度離れるのであります。

« 必然の輪 | もどる | つまらぬコトを書いております »