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2007年12月30日 限定され得る想い出・終章

前回の続きにして、懐かしき写真もコレにて終了。
想い出は大切に。
(画像をクリックすると大きな写真が出現するよ)

通学路


コレは通学路である。この坂道を上れば自宅、学校へ赴かんとする時はこの坂道を下りて行った。ああ、もうイヤになるくらい坂ばっかりさ。


池の方へ


上掲の写真と同地点から。これから真ん中に見える山の方へと向かわんとする。何度も行った山。懐かしき山。


再び山


前回の二枚目に掲載した写真と同地点を、異なる場所から撮影。紛うことなき山脈。天狗がいても不思議ではなさそうな光景。私の実家は辛うじて見えぬ。


道標"


四国といえば「お遍路サン」 上掲の山々を二つくらい越えたトコロに、八十八カ所のうちの一つに数えられるお寺がある故に、ソレを指し示す道標であります。「へんろミち ○○(解読不可能)ござる」と記し上げているようだ。実は今回初めてハッキリと見た。


ゲートボール場


少しずつ山に入って来ておる。ココは年寄りが集いてゲートボールをする場所であって、今では「関係者以外立ち入り禁止」となっておった。老人が図々しくも独占しているのである。(十年くらい前は「関係者以外立ち入り禁止」となっておったか否かは心得ぬが)当時、私は何度もココに入って遊んだのです。


廃車


そのゲートボール場に十年以上放置されてある廃車。昔は施錠されておらず、中に侵入するコトが可能であった。さて、今は如何に?


意味不明物体


これまたゲートボール場にずーっと放置されてある意味不明の物体。大型の乗り物の車輪か何かであろうか。何故に斯かるモノが置かれてあるのかは、誰も知らぬ…


「丸池」


山の中腹くらいに達すと池がある。山に入っても、ココより上には滅多に行きませんでした。この池にはかつてブラックバスが生息しておったから、幾人かがココで釣りをしておった。私は釣りをしなかったが、釣りをするヤツに何となく付いて行って、この付近で遊んでおった。円形状の池である故に、皆「丸池」と呼んでおったのですが、実にそのままではないか。


「丸池」・2


「丸池」の写真:其の弐。今はもうブラックバスがいそうな気配はない。そもそもココは「小学生立ち入り禁止」であったが、そんなモノはおかまいなしに、何度も通った。先日この付近に数年ぶりに来てみて実感したのであるが、非常に危険な場所でした。いつ滑り落ちても不思議ではない。子供には斯様な危機意識が希薄であるというコトを痛感す。


神社への道


いよいよ最後の写真です。「丸池」より少しばかり上の地点。この先には神社があって、毎年ゴールデンウィークには祭りが催されておる。ちなみに、夜祭りを終えて、この道を通って帰宅するのは実に恐ろしいコトでした。だから、この道は出来るだけ通らずに帰ったのであった。


最後に。気付かれたモノもあるかもしれんが、「ゲートボール場」と「丸池」の写真には相当手を加えてある。“色付け”し過ぎなのであるが、ソレは此の地が私の記憶と甚だかけ離れたモノとして存在していたからであり、かつ同時に、私の中でコレらの場所は特に強い印象を伴って残っておるからなのでした。それ故に、現在私が抱いておる記憶を現在の様子と合致させ得るには、斯かる具合に<過剰演出>をしなければいけなかった次第なのであった。
時の移ろいを感ずる。彼が変わりたるならば、私も変わりたるはずである。・・・ソレは解っているが、解っているけれども・・・

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