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2007年12月12日 演芸会開催間近!?

如何なるモノであろうとすぐに政治の世界へと向かわんとするのは、コレすなわち有権者が誰でも彼でも当選させてしまうような状況を作りだしておるからではあらぬか。
かつて大阪府民はハゲの漫才師を知事に召還した。そのハゲはハゲに留まるコトなく、後にはエロでもあるコトが明らかになりまりして、無惨にも失脚したことはご存知の通り。今年度、宮崎県民も同様にハゲのお笑い芸人を知事へと迎え入れたのであった。このハゲは、エロでの前科と暴力行為での前科があるものの、もはや今をときめくスターになってあります。ハゲでもエロでもあらぬが、かつて東京都民はタレントを知事へと押し上げたのだった。コノ場合は、やはりハゲでないコトが幸いしたのか、大した実績は残さなかったものの、無難に任期を全う致した。
しかして、此の度の注目は、イケメン風の弁護士である。ハゲではない。子だくさんですが、おそらくエロではない。いや、或いはエロかもしれぬが、少なくとも猥褻ではないでありましょう。何よりも「弁護士」という肩書きが輝いておるではないか。タレント的な要素も大いに含むのでしたけれども、その本分は明らかなる弁護士ですから、人々はコレに騙される。特に日本人の「弁護士」への眼差しは凄まじい故に、大いなる攻撃力を備えておると見て間違い無し。一部には世間からも明瞭に認知される気が狂い切った弁護士(団)もおるが、その連中に対して真正面から立ち向かわんとする彼の姿勢もまた何かにつけて魅惑的に思われるかもしれん。斯くして人柄にも釣られる。そうすると、もはや知事の椅子は目前かもしれん。だが、現知事も前知事に続いて自滅したようなモンであるから、彼も知事になれば自滅する可能性は大いにあり得る。
一部では彼の態度に反発するモノもあるかもしれんが、態度であるとか振る舞いであるとかいう次元よりも本来的に考慮されねばなりませんコトは、その政治家としての資質であるって事実を忘れているから、全国でおかしな現象が生ずる。政治家は誰のために働くか。それは現在生きておるモノだけのためではなく、将来ソコで暮らすモノのコトも想定して働くのである。目先のコトしか考えられませんモノに、政治家としての地位は相応しくない。そして、有権者は(仮にその選択肢が乏しくとも)最もその素質のありそうなモノを選ばねばならぬのであるコトは自明。であるが…その自明が今や危機的状況ではありますまいか。
あの治安の宜しくない都市において「歩行者天国」、「屋台」の活性化を目論むという彼のその威勢は素晴らしきというべきかもしれませんが、その為には解決せねばならぬ、または排除せねばならぬモノが、それこそ<山ほど>あるってのに、それを見ているのか見ておらぬのかは知らぬが、いきなり斯かるモノを増加させたトコロで、治安は益々悪化・混乱するコトは必至。一体全体街を混乱して革命勢力の擡頭でも待とうというのでありましょうかねぇ。


おっと、そうこうしておると、共産党も異なる弁護士の候補を推薦しておるようだから、もはやアソコの知事選は<ふざけた演芸会>の如き様相を呈してきているのではないかしらん。
私には、終局的には関係のない選挙であろうと思うが、いや、しかし成り行きが面白そうなので、対岸の火事。

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