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2007年12月08日 本音

前々回の流れが未だ尾を引いているのでしたが、やはりどうして私と関わるモノは変わっておるのかもしらん。私との付き合いを続けたいと思うようなヒトは、なぜか個性の強い人物が数多であって、一方で、すぐに疎遠になるようなヒトは、実にノーマルな人物、言わば真っ当なヒトたちでないでしょうかってコト。私をバロメーターにするなんて烏滸がましいコトをしようというワケではありませぬが、それでも私からすぐに離れて行くようなモノは、本人がどう思っているのかは知りませぬが、スゴく真面目でなかなかの社会適用能力を身につけたモノばかりである。
男女関わらず一年以上私との関係を維持し続けたモノは、それこそ<数える程しか>おらん。その原因は、或いは私の引っ込み思案、出不精、積極性の無さに求められる面もあろうが、しかし斯様な私の性格を前にしても、それでも私との関係に何らかの要素を見出すようなヒトは、どうしても奇妙な連中ではないか。フツウのヒトならば、すぐに切断するであろう関係を、何故アイツやあのヒトが維持し続けるのか。私には解りません。
私が察知できますコトは、彼らが非常に個性の強い人物で、明確なる己の興味関心事項を持っているという事実―つまり自分の世界を見事に構築できておるモノたちでして…そう致せば、彼の世界と私の内面の何処かが接触し合う時に、何らかの刺戟を彼に与えうるというコトも考えられましょうが、果たして私にそこまでの力があるか、否か。解せぬ。どうしても解せぬ。私から離れてゆくモノには、そりゃ、こんなオレだから仕方ないだろう…って諦められる部分もあるのでしたが、片や私にある程度の好意や共感を持続して覚えてくれるヒトには、いつも不可解な戸惑いを覚えるのであった。オレのどこに・・・何時もその思いを回避できぬのは、是すなわち私の自己認識不足であると言ってしまうワケにもいきませんで、どうしてもその由縁は私の内面と彼らの内面世界の連関性にこそあるような気がしてならぬのであって、すなわち彼らの異常な個性対ロクでもない私の内面が生むエネルギーというモノを分析してみたいのだが、未だその方途が解らぬのです。


只、個性の強いヒトが周囲にいてくれるのは、それなりに心強いコトでして、例えそれが最終的に一人であろうと、私と彼・彼女との間に<特異な>、<唯一無二の>エネルギーが生じているのであれば、私は一生ソレを守り続けてゆきたい。そう思うのでありました。


この雑文を、特にTとT氏に捧げる。

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