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2007年12月06日 カーライル氏との対話

私「昨日書いた文章を読み直してみたのですが、コレがヒドくつまらない。ここ最近の中じゃ一番くだらないんじゃないかしらん、と思いました」


カーライル氏「尤もだ」


私「上辺だけでしかモノを語れていないからでしょう」


カーライル氏「いや、むしろ問題なのは、大したオチも無いクセにダラダラと焦点の定まらぬ文面を書き連ねて行く、その根性に問題がある」

私「焦点ですか。 確かに明確なる焦点を持っておれば、今頃は真っ当な社会人にでもなっていたのでしょうけれど」


カーライル氏「概してダメ人間は理屈っぽいモンだ。己の不誠実、不見識、不真面目を棚に上げて、常に愚痴を吐き散らす。そうしてあろうことか<大衆>を嫌悪してみせる。己独りが抱え持つ不利をいつの間にか世界全体にまで拡大してしまう斯様な腐敗した精神の元凶は、何よりも自らの確固たるビジョンの欠如に求められるってコトを奴らは決して理解しようとしない」


私「全くその通りでございます」


カーライル氏「童貞が童貞なのは、童貞自身に問題があるからで、世の女に責任は一ミリもない。そうだろう?」


私「全くの正論であります」


カーライル氏「しかし、コレが己の問題を亡失して、世間一般の女に諸悪の根源を見出そうとした時、そのモノの精神は永久に抜け出すことの出来ぬ路地へと迷い込んだも同然だ」


私「ハイ。まさしく仰る通りで」


カーライル氏「最終的に、彼の世の女に向けられた憤りは或る一点に終着する。すなわち己が童貞の原因を、彼を産み下ろしたる母親という一人の女に集めるコトをもって、理不尽にも我が不遇からの解放を得んと企むのだが、それは皮肉にも自己の運命を束縛するだけであって、苦痛は得られども自由は一向に得られぬ。」


私「誠に明瞭なるご意見であります」


カーライル氏「真の自由を得んとして、この世を旅するならば、まず何よりも自らが所持する責任意識、自らの受け持つ仕事を理解するところから始めねばならぬ」


私「畏れ多いコトです」


カーライル氏「自らの立ち位置を知らぬものに幸せが訪れるコトはなかろう。汝は全てを所持するのではないが、全てを放棄してしまうワケにもいかぬ。」


私「・・・それでは、どのようにして己が持つべき役割を知るのですか?」


カーライル氏「とりあえず風俗店に行くことだ。すなわち、まずは女を知る必要がある。そうして新たな世界が拓かれた後に、見えてくるモノがある。ソレこそが、神によって与えられたる貴公の任務に他ならないではないか」


私「仰る通りかもしれません」


カーライル氏「お前の問題点もソコに尽きるのだ。くだらぬ文章を“これでもか!これでもか!”と書き続ける真意は那辺に求められるか?」


私「ソレは・・・文章の持つ可能性を信じているからです」


カーライル氏「そんなモノは浅はかな理想主義に他ならぬ。この世のあらゆるモノに可能性はあるが、その可能性を活かす方法を知らぬモノが大半であるが故に、多くが潜在的な力を発揮するコト無く放擲されて行くのだよ」


私「可能性を活かすためには、努力をするより他に方法がありません。私は一生努力を重ねて」


カーライル氏「黙れ!そんなつまらぬトコロに<真実>は無い!」


私「そ、それではドコに・・・」


カーライル氏「とりあえず風俗に行け。お前はまだ何も知らぬ」


私「それは・・・世界を、いや、視野を開拓しろとのコトでありましょうか?」


カーライル氏「イイヤ、単純に女を抱けってコトだ」


私「承知致しました」


カーライル氏「後ほどお前が行った店の感想を報告するように。あと、値段やシステムや女のレベルについても詳細に説明できるように準備しておきなさい」


私「了解致しました」

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