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2007年11月26日 大相撲九州場所感想07

昨日は大相撲の千秋楽だったにも関わらず、格好のタバコネタを発見せし故、ついつい気をソチラに取られてしまったのであった。喫煙者を馬鹿にするといっても、或る特定の誰かを念頭に置いていますワケではなくて、あんなモノは一時的な熱病の如き錯乱状態であると解して頂きましたならば、私のロクでもなさも池田大作に負けず劣らずってコトが明瞭になるはずです。


さて、大相撲九州場所。
千代大海に振り回された場所である、と、この一言に尽きるのではありますまいか。この世の誰が、千代大海が最後まで優勝争いに関わりながら、肝心の千秋楽に休場すると予想したであろうか。まったく完全なお笑いキャラであるコト甚だし。
結局白鵬が優勝したのだけれども、正直それほど印象に残っておらん。魁皇の限界突破が明瞭になったコトと、相変わらず琴光喜の面白みが無い相撲と、後半戦までの千代大海の好調ぶりは、上位陣の中でも印象に残っておったのでして、しかし、メインの横綱白鵬については安馬に負けた一番が最も記憶に残るくらいで、結果的に強さは見せつけたのだけど、やはり朝青龍が不在というコトも加わり、イマイチ迫力に欠けるような具合でありました。


そうして今場所はやはり把瑠都と若麒麟に若ノ鵬の下位力士が面白かった。若ノ鵬に関しては、数場所前から非常に「ダーティー」なニオイを感じておったのですが、ソレは入幕後も然りであった。彼は「ダーティーキャラ」、「ヒールキャラ」になるやもしれぬ。
一方の把瑠都と若麒麟は宜しかった。把瑠都のその潜在能力については今更云々する必要などあらぬが、どうも私が期待しておらぬ時に“のみ”優勝争いに加わるようでございます。よし! 把瑠都のためにも、来場所、来年も期待せずにおこう。
若麒麟、初入幕で十番勝利致した。「若麒麟」っていうのに、明らかにベテランみたいな顔つきなのはやむを得ないとして、立ち合いから一気に押し込むような素晴らしい相撲が何番かあったのは、これからに繋がるのではありませんか。


今回は眠いのでこの辺にさせて頂きたいのですが、最後に来年の展望を僅かばかり述べさせて頂きたく存じます。
まず、朝青龍の復帰。果たして如何なる!? いきなり中心的存在に戻り得るか、それともブランクの影響大で、一気に没落してゆくか。それにより、今後の相撲界の流れも変わり行くだろう。
次に、白鵬。来年23歳、愈々肉体的にも技量的にも最も充実した時期を迎える次第でありますが、まずは初場所、復帰して来た朝青龍を凌ぐ活躍を見せて欲しい。
次に、どうしても私はこのヒトの名前をあげたい。すなわち稀勢の里。此処のトコロ、豪栄道や栃煌山など彼と同年代のモノが徐々に台頭し来たっておるが、この世代で最高に力量のあるのは、やはり稀勢の里ではないかしらん、と期待し申し上げておるのです(アレ? 白鵬も彼らと同世代? イヤ、ソレは無視しておくれ)。もはやヘタレ大関と化した琴欧洲を超えるくらいに、来年は飛躍の一年であって欲しいと“強く”祈願しておる。


最後に、もう散々言われておるコトだけど、今年は相撲界を巡る不祥事が多発しまくった。五年分くらいの不祥事が発生致した。来年は是非とも「信頼回復の年」と位置付けて、相撲界の暗黒部分を抹消するくらいの勢いで、親方衆も関取衆も、一層<相撲道>に励んで、励みまくって欲しい。
呉々も、復帰したての朝青龍が再び不祥事を起こして、破門、永久追放などになるようなコトがありませんように。
呉々も、行き過ぎた「かわいがり」が発生しませんように。
呉々も、八百長を週刊誌にスッパ抜かれませんように。
呉々も、全ての大相撲関係者が、軽卒な行動を取りませんように。
呉々も、大相撲ファンを失望させるような出来事が発生致しませんように。
お祈りを捧げて、来年を待望す。沢山のお相撲サンたち、今年もありがとう。


来年も機会があれば、一度くらいは本場所を見に行きたき所存であるかなぁ。

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