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2007年10月17日 幸福な抑制

なぜであろうか、これはどうした事態であろうか。最近心持ちが穏やかすぎて、自分でもいささか奇妙に感ずるのでありました。今日などは昼休みに学校内を移動している時、意味も無く可笑しくなってきて、独りでニヤニヤしながら歩いてしまいそうになりましたので、それではただの変態であろうから、ココはキッと引き締まった表情に整えねばならぬ、と思い、湧き出てくる笑みを抑えるのに必死だったのだ。なんという幸福な抑制であろうか。なんという余裕の程度でありましょうか。怒りや悲しみを抑制するので必死、それはあまりに辛過ぎる事態と推測するけれども、現在の私などはむしろ悲劇をも喜劇と勘違いしてしまいそうなほどに、“意味も無く”嬉々としておるのである。他面バカかもしれぬが、しかしながら見方によってはこれほど幸せなコトもあるまい。能天気も盲目的に判定すれば幸福の部類に属すってコトですわ。いやぁ〜、まいったなー。
日常生活においては、必ずしも楽しいコトが連鎖してはいないコト。むしろ悲しみと隣り合っているコト。けれども源泉不明の笑みに支配されているコト。コレをどう解釈するべきか、悩む、困る。頭がおかしくなってしまったのかと結論付けますのは、自分のコトながら自分に対して哀れなので、そんな風には持って行きませぬ。


嗚呼、誰か一緒に笑おうぜ。
苦悩も嫌悪も倦怠も、笑いに飲み込ませてやれ。
自虐的な開き直りのアジテーションでございましょうか? フフフフフ…

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