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2007年08月26日 クリムゾンのCM

TOYOTAの「ist」とかいう車のCMにKing Crimsonの「Easy Money」が使用されているのは愉快だ。これは良い曲だもんね。TOYOTAは以前にもクリムゾンの曲を使っていたなぁ。お偉いさんの中の誰かが好きなのかしらん。
ちなみに、どーでもいーけど、私が好きなKing Crimsonのアルバムを3枚挙げると次のようになる。
『Earthbound』
『Larks' Tongues In Aspic(「太陽と戦慄」)』
『USA』


上記の「Easy Money」が収録されているのは2番目の『太陽と戦慄』ね。(『USA』にもライヴ版が収録されている) 他の二枚はライヴアルバム。私は普段あまりライヴアルバムを聞かないけど、クリムゾンだけは別だなぁ。
『USA』『Earthbound』は共に凄く乱暴なライヴアルバムだと思う(←讃辞!)。特に『Earthbound』なんてノイズだらけだもんね。『USA』はそれほど評判が芳しくないようだけど、私は好きだなぁ。このバンドのユニークさが非常に感じられる一枚だと思う。


TOYOTAもどうせなら「Easy Money」よりも、『Earthbound』の一曲目に収められている「Twenty First Century Schizoid Man(21世紀のスキッツォイド・マン)」を使用すれば良かった。これはあり得ない程録音状態が最悪で、ノイズだらけの非常に乱暴・凶悪な、おそらく現存する中ではトップクラスに荒々しくハイテンション、そしてダイナミックな「Twenty First Century Schizoid Man」。このトラックがテレビから流れてきたトコロを想像するだけでワクワクする! PTAから苦情が来たりしてね。そしてCMにこのトラックを使用した商品はまず売れないだろう。でも良いじゃないか、歴史を作ってみるというのも。どこかのメーカーがこのトラックを使用して大胆なCMを作ってみないかしらん。お願いしますよ。

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