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2007年07月01日 誤報を恨む

午前中、優雅な一時。紅茶を飲みながら読書に勤しむ。私の日曜日。It's my sunday
突然、けたたましいサイレン音。


ああ、もう うるさーーーい!!!


何事かと思い、外を見てみると、表の道にパトカーと消防車が来ている。
おやおや火事かしらん、と思い、読んでいた本を片手に様子を窺っていたものの、どこにも煙や炎を確認できず。なんだ?火事じゃないのか? あの消防車はレスキュー隊か何かか?と思っていたら、今度は救急車が到着。救急隊員がすかさず担架を運んでいく。野次馬も10人くらい集まってくる。アラアラ、何か事故でもあったのかしらん、と思うも、その後は何の動きも無し。はてな、いかがしたものだろうかしらと勘ぐっていると、
「え〜、住民の皆さん。○○警察署です」
パトカーのマイクから何やら放送が聞こえてくる。
「煙を探知しましたが××(よく聞き取れず)なので、消防車は退去します」と。
要は誤報か何かで出動しただけの模様。
消防車や救急車、パトカーが退去し始めた頃に、遅れて別の消防車がサイレンを鳴らしながら登場。残念!!お前は遅過ぎた。・・・そしてうるさい、と思っていたら、また別の消防車が。お前も遅過ぎる。そしてうるさい。一体何台来るんだよ。実に騒がしい。


隊員や警察の方々、日曜の朝から大変ですねぇ。
誤報というのはどうなんだろう。結構頻繁にあるとも思えるが、急いで駆けつけてきた隊員のヒトたちからすれば、ちょっとした脱力感に見舞われるかもしれん。何だよ、せっかく道を我が物顔で暴走してきたのに。いったいどうしてくれるんだ。これじゃあ、まるでスネ夫のオモチャを取り上げるジャイアンじゃないか!と思うかもしれん。こんな為に俺たちは押し分け掻き分けやってきたんじゃないんだ!と。
ああ、良かった。何事も無くて。平和が第一だ。という気持ちを持つ反面、やはり仕事をしたいという欲求。その辺りが、第三者の私からすれば微妙だ。
レスキュー隊員のヒトたちからすれば、住民が平和でいてくれることが何より大事だろうが、平和過ぎるとオレたちの仕事が無くなる、という不安。だからといって事件・事故を望むワケにはいかないという葛藤。


何も考えないのが一番なのかな。
変な心配はしなくとも、今の日本なら当たり前のように事件・事故が起きるから、オレたちの出番は幾らでもあるんだ、という、ある種の楽観、開き直りのような感覚で事態に備えていたりするのだろうか。


どうかは分からんが、とりあえず俺の優雅な日曜の朝を返せ。
それだけは言っておきたい。
隊員や警察の方々はご苦労様でした。街の平和を守り続けて頂いていることに感謝致します。
誤報は死ね。

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