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2007年03月06日 血出過ぎ

「ギャグマンガ日和」8巻三月初頭にして早くも春の陽気ポカポカ、つい笑みも溢れる今は実にギャグ漫画を読むのが相応しい絶好のギャグ漫画日和。そして「ギャグマンガ日和(8)」
これこそ年に一度のお楽しみである。


この8巻は夢野カケラの活躍ぶりが際立って凄い。だって1ページの最終回ですよ〜。
また芭蕉と曾良が過去最高に面白い。
あと、やっぱり細かい所に仕掛けが多いのが良いわ。何度か見直して気付くものが結構ある。こういう随所に隠された遊び心は魅力的だなぁ。
んで出血量が多過ぎ。最低でも2ページに1回は誰かが血を出したり血を吐いたりしているじゃないか。


それで8巻から個人的なお気に入りを一つ挙げるならば、第142幕の「マンガ専門学校伝説 ハリケーン準」
いったい何をやっとるんじゃ、というムチャクチャな内容が最高。


今回のは今まで以上に何度か読み返すことで面白くなってくるものが多い、気がした。所謂“スルメ”。


相変わらずの台詞やキャラの動きの妙は他の追随を許さない独特で圧倒的な雰囲気であり、間違いなく現時点で最高ランクのギャグ漫画だと思うのだが、いやはや月ジャン休刊とともにこの漫画を打ち切りにしようなどという編集部の方針は、やはり正気の沙汰ではない。


願わくば来年の春にも「ギャグマンガ日和」の続刊が出ますように。

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