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2007年01月21日 大相撲初場所感想

大相撲初場所の感想。


まずは朝青龍。20回目ですよ。場所前は決して万全ではないと思って、優勝争いは混戦になるだろうと予想したんですが、やはり底力というのか、一番一番の間に自らの調子を上げて行くその能力、改めて感服致しました。この調子だと、順調にいけば、今年中にあと3回は優勝するだろうなぁ。貴乃花の優勝回数は間違いなく抜くでしょう。


以下、上位陣について。と言っても、白鵬の復調を期待するだけで、あとはもう省略しても良い。大関、関脇、彼らについては特に感想もありません。いつも通りでしたね。強いて言えば、千代大海の立ち合い、かな。良くも悪くも大関陣の中では良かった。立ち合いだけは。動きが止められれば、例によってそれまでだけど。


その他の幕内力士では、豊ノ島の活躍は言うまでもないけど、他に印象的だったのは安馬と嘉風。
まず安馬は、何と言うのか、バランスの良い理想的な相撲が取れていたなぁ。変化した時もあったけど、がむしゃらに当たっていく相撲は見ていて楽しかったです、ハイ。
同様に嘉風も。彼は良い時と悪い時がハッキリしているけど、良い時は出足が素晴らしく、一気に前に出られていたのが印象的だった。


逆に露鵬や出島、栃乃花辺りは「どうしたんだろう」と思う相撲が多くて、不安が多い場所でした。


十両では、場所前から注目していた新十両の豊響がまさかの優勝。ただ、内容がイマイチだったねぇ。来場所もう一度、という感じで。
あとは何と言っても栃煌山と寶智山、相撲の巧い海鵬などが面白かった。彼らには来場所も期待。非常に期待。一方で若ノ鵬は残念でした。


さて、来場所は・・・
やはり横綱の独走を誰が止められるか、というか白鵬の活躍ぶり。
稀勢の里や琴奨菊、豊真将、豊ノ島といった若手の活躍。
それだけ。
十両でも、同じように若手の台頭に期待。


最後に、今場所のMVPは、凄く深い相撲話を展開してくれたデーモン小暮閣下と岩佐アナウンサーに。

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