« 教祖様は世界を救い給う? | もどる | 大相撲春場所感想 »

2006年03月25日 表紙はフィッシュ竹中さんです

ギャグマンガ日和今月発売された「ギャグマンガ日和」の7巻。
コレが猛烈にオモシロイ。もう世界最強のギャグ漫画かもしれん。


この漫画の魅力は、意味不明の展開とセリフ・ぶっ飛んだキャラ・不条理さ・ヘタレ・嫌味・同じことの繰り返し・地味な嫌がらせなどギャグ漫画の王道的なスタンスにありながらも、微妙にそこからズレていることにある、と私は思っている。
と言っても、こんな説明じゃあ誰も理解してくれないように思う。この漫画を文章で説明するのは実に困難だ。


別の言い方をするなら、小さな笑いを続けまくって、思わぬところで思わぬ落とし方をするタイプの漫画―例えるなら小刻みにジャブを繰り出して相手を牽制しているかと思えば、いきなり目にからしを入れ相手を悶絶させるようモノ (この例えで良いのかどうかは分からんが)―だと言えば、まだ多少は分かって頂けるかな。
いやぁ、分からないかなぁ。私もなんかよく分からなくなってきてるし。


1コマ1コマのセリフや行動が奇妙で、1ページの中に5つも6つも笑いが転がっている。
おまけに気付き難い小ネタも満載。何度か繰り返し見ているうちに新たな発見をすることも多い。
単純な絵だと思っていたら、実は細部に色んなモノが仕込まれているから恐ろしい。


とりあえず"百聞は一見にしかず"だから、実際に読んで頂ければ良いのだけど、それではこうして書いている意味も無いなと思った。
だから他にもいろいろと書いてみようと思ったけど、何かあんまり意味が無いような気がしたので、やっぱりもう書かない。
いずれにしろこの漫画は最高に面白い。そしてこの7巻は今までにも増して特に素晴らしい。
7巻で私が好きなのは、「マッチ売りの少女」と「西郷隆盛でごわす」と「マンガを描こう」、そして特別編として収録されている週刊少年ジャンプに掲載された「どこへ行くの聖徳太子」。


お花見なんか嫌いで、家でテレビ見たり漫画読んでいる方が好きっていうなら是非。
小春日和よりギャグマンガ日和。お花見日和よりギャグマンガ日和。
なんか選挙演説みたいだけど、何がともあれギャグマンガ日和です。

« 教祖様は世界を救い給う? | もどる | 大相撲春場所感想 »