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2009年08月07日 二面性の魅力

世の中は二面性で支配されていまして、清純の裏には暗黒があるのが常です。今、お騒がせ中のあの女もそうでした。純情は醜悪とイコールで結ばれます。こりゃ、どうやら相当な悪のようです。夫婦揃っているから、双頭の悪魔です。笑えないね。同時期に話題を集めたアッチの男がすっかり地味になっちゃったや。向こうは二面性などない一面的な単純さでしたから、相手にされなくなるのも早いのです。なぜなら、世の常から外れているからです。世の常に従うものこそ、長い間注目されます。すなわち二面性があればあるほど注目されるというワケなんですよ。一面性は奇形です。
彼女には是非とも逃げまくって欲しいですね。どうにも割り切れない連中が絡んでいるのでしょうか。だとすれば、もうアジトの中に逃げ込んでいて、捜査は難航するでしょう。安易に知人の家を転々とするといったようなコトはつまらないのでやらないで頂きたい。今、わたしは不道徳なコトを書いています。自覚はあります。自覚がありながら書く。そこに二面性があるのです!


二面性は楽しい。正義でありながら悪。悪でありながら正義。悪を倒すためならお花畑だって荒らすし、「正義」の看板を掲げたヤツと格闘しながら迷子の子の手を引いて親元まで連れてゆく。そこに面白さがある。悪を倒すだけのヒーローは糞です。悪いコトばかりやっているヤツも糞です。良いコトをやりながら同時に悪いコトもやる。悪いコトをやりつつ良いコトもする。コンビニで万引きしておいて、店を出る時にレジの前で財布の小銭を募金箱に入れて立ち去る。代金は払わないまま。ソレはとても魅力的な生き方です。
「いかにも」というヤツはダメです。裁判員をPRしておきながら、裁判員と対峙しそうなコトをしている!──「いかにも」が入る余地の無いと思わせながら、実はそうではなかった! 天晴! 人間の本分を体現しているではありませんか!

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