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2009年07月26日 名古屋場所をおえて

結局やっぱり白鵬の優勝だった名古屋場所も例年になく盛況に終わりました。場所前にちょっとだけ期待していた琴欧洲が最後まで優勝争いに加わるとは思っていませんでした。イイコトです。佐渡ケ嶽部屋の両大関が場所を盛り上げましたね。
今日の両横綱戦、今までのこの両者の対戦のなかでは最も面白かったかもしれません。巻かえ巻きかえ、横綱の技術が遺憾なく発揮された一番だったと思います。相手の一手に対する反応の早さ、攻めを受けて、すぐさま攻勢へ出ようとする意地と意地のぶつかり合い。見事でした。が、最後はもう自力の差だよなぁ。朝青龍ファンのわたしとしては残念ですが、今場所を見ていて痛感しました。もういつ退いてもおかしくないような雰囲気です。落ちてきているなぁ。それでもまだ大関陣とは差があるし、やぐら投げという魅力的な技も見せてくれましたが、横綱としての相撲が取れる時期は遠ざかりつつあるように思います。
白鵬は、相変わらず立ち合いから良く、高いレベルでの安定感。コレだよコレ! 歴代の横綱が見せていた相撲は。すぐに上手を取り、または相手の上手を巧みに切って休まず前に出て行ける力。まさに横綱です。
琴欧洲はあの体格ですから、胸が合えば強いんだ。一気に踏み込んでいけば、もっともっと活躍できるんじゃないんですか?と思いました。


平幕では翔天狼かな。先場所も良い内容で期待していたのですが、敢闘賞。結果を出しました。来場所、番付を上げても活躍できるようお祈りしています。
あと、把瑠都。吊り過ぎです。クレーン車か。なんでもありか。強引さがやや気にかかりますが、豪快さがこのヒトの個性! また三役に復帰できると良いですね。
幕下で優勝した深尾。仕切りがユニーク。あれが上のレベルの相手とやった場合どうなるのか見てみたいと思います。でも、ずっとあれだと、そのうち攻略されそうな気もしているのですが。


相変わらず大雑把に思ったことを殴り書いて参りましたが、来場所に向けての期待は、やはり若手の大関、日馬富士、琴欧洲の奮起でしょう! この横綱候補(?)が再びどれだけ場所を沸かせられるか。それは近い将来の大相撲界を左右する動きにもなってゆくでしょう。両横綱をぶっ倒すくらいの思い切りが必要だよ!
けれど… 朝青龍はどうなるんだろう… 来場所どこまで勝ち星を重ねられるか。う〜ん、彼のコトはほとんど予測できません。しかしながら、今でもダントツで面白い相撲を取る力士に代わりはないのですから、是非とも良い調子で出てきてもらいたいと思います。
それではまた来場所に期待を込めて、今日はコレでサヨウナラ。

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