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2008年11月10日 秋の一日

寒い寒い、と思う様になったので不思議に感じていました。寒さとは相性が良いタチですが。原因はどうやら部屋の中で依然としてTシャツ姿の我が不逞の身なりにある様です。今日になって漸く扇風機を片付けました。本日の最高気温は15℃です。風は吹きません。風邪はひくかもしれません。今こそ日本男児たる我ら青少年一同は、乾坤一擲、人心を帰一し、以て寒冷前線を追い払おうではありませんか!
秋晴れのなか、浪曲を口ずさみながらの部屋掃除とは、なかなかに哀愁ある午後ではありませんか。誰がそんなコトをするのかは知りません。外からは相変わらずの音が響いて参ります。子供たちの遊ぶ声、トラックのエンジン音、重機の騒音、鳥の鳴き声、馬の蹄の音、戦闘機の爆撃音、審判のホイッスル、百姓一揆に向かう農民たちの世間話、大声でFIELD OF VIEWを歌う中学生たち、チマチョゴリを着てサンマを焼く怪しげな女とその娘の囁き声・・・
誠に日本の秋は情緒豊かで、官能に満ちています。ティッシュが何枚あっても足りそうにないとはこのようなコトを言うのでしょう。さて、友人の五兵衛が鍬を持って我が家を訪れたので、私もちょこっと鋤でも担いで代官所へ突入して来よう思います。

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