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2008年03月20日 二つの家

まったく横綱には驚かされる。
四年数ヶ月ぶりに両横綱が立て続けに黒星。
白鵬も朝青龍もわざと観客を驚かしたんじゃないだろうかって具合。朝青龍に関しては完璧なる敗北であった故、アレは演出ではあらぬかと疑いたくもなるってモンでっせ。
白鵬がまんまと千代大海にしてやられた時は、ああ、これで朝青龍の全勝優勝も見えたか、と思ったのでしたけれど、まさかまさかー、また分からぬようになってしもうた。


さて、現在、金八の最終回を見ておるのですが、このシリーズを見るのは本日が最初で最後というコトになりましょうが、相変わらず安直な“ヒューマニズム”の総まとめが展開されている。いつも同じコトをやっているではないか!しかも今回は一時間の通常タイムでやらねばならぬからキツイ。そりゃ毎度毎度同じようなコトばっかりやっておっては、最終回のSPも無くなるってモンでっせ。
単純なるヒューマニズムなど毛頭重要ではない。一度ヒューマニズムに裏切られたトコロからの再出発にこそ現実味や真実味を帯びた本当に大切なモノが包含されてあると思うのでしたが、果たして斯様な考えは誤謬で、相手にされぬのでありましょうか。―金八には表しか存せぬのです。表がキレイでも骨組みが腐っておる住宅というモノはあろう。他方、表の見栄えは良くなくとも、骨組みが非常に丈夫で、大地震でも崩壊せぬ家というモノがあろう。どちらを選ぶかはお好きになさい。いざとなった折にいずれの側にメリットがあるか、ソレは敢えて申しませぬけれども…

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