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2007年09月01日 像無き像

子供の頃に大好きだった「裸の大将」が復活するというので期待に胸を膨らませていたのだが、いざ始まってみると芦屋雁之助の個性を痛感させられただけだったので、30分で見るのを止めた。誰が二時間もずっと塚地のモノマネを見るんだ。
本物の山下清がどういう言動を取るヒトだったのかは知らないが、おそらく“芦屋雁之助の「裸の大将」”も山下清本人に忠実であったわけではなかろう。だが、芦屋雁之助という俳優の演技力・表現力が「裸の大将」というドラマの魅力をかき立てた。それはとりもなおさず芦屋雁之助の力に他ならない。だが塚地の場合、芦屋雁之助の力をそのまま頼りにしているだけで、彼独自の「裸の大将」像が全く見えて来ないのである。結局、今日のアレは“ドランクドラゴンの塚地が芦屋雁之助の「裸の大将」をマネただけ”のモノだ。
もうなんか脱力して…今日はこの辺で勘弁して下さいませ。

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