2006年12月29日 オ・ナ・ジ
Xiu Xiuは意味の分からんバンドだ。
まず名前からしてよく分からん。これで一応「シュー・シュー」と読む、という。うん、そうだろう。
最初にXiu Xiuを聴いた時、えー!と思った。
二回目にXiu Xiuを聴いた時、うわぁ〜と思った。
三回目にXiu Xiuを聴いた時、キモいと思った。
四回目にXiu Xiuを聴いた時、うほぉーいと思った。
それ以降Xiu Xiuに飲み込まれた。
Xiu Xiuは騒音と静寂は紙一重だということを明らかにしてみせたバンドだ。
実に奇妙な存在。実に不可解なサウンド。
あまりにもメランコリックであまりにもノイジーであまりにもドリーミーであまりにもマゾヒスティックな旋律。
空気を入れすぎた風船に見る破裂寸前の緊張感。精神の昂りを力づくで抑えられた後に訪れるであろう虚無感。Xiu Xiuにはそんなものが絶えず付き纏っている。
このバンドにハズレは無いが、アタリも無い。(最高の讃辞!、のつもり)
ということで、今回は最新作の「The Air Force」を挙げておく。
騒と静、動と止、表と裏、高と低、長と短、そしてアタリとハズレ。全て同じだというだけ。