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2006年02月14日 血のバレンタ・・血の轍

Blood on the Tracks最近はボブ・ディランのアルバムを聴きまくっている。
ディランを聴きまくると意味分からなくなる。
失礼な話だが、なんかどれも同じに聴こえてしまうからだ。


それで数あるディランのアルバムの中でも特にスンゴいアルバムがこれ。
「Blood on the Tracks」。邦題は「血の轍」。
"轍"って何じゃと思うかもしれないが、これは「わだち」と読む。
ええい! ややこしい。「血のわだち」の方がスッキリして良いじゃないか! 誰だこんな難しい字を使ったのは。


音の方は「最高傑作」と評されることもあって、かなりの充実ぶり。
歌もギターもハーモニカもその他の演奏も歌詞もメロディーも何もかもが、おそらく最高の状態にある。
ディランが「神様」と呼ばれている理由が分かる気がする。


安心して耳を傾けることのできるアルバムってのは、そう多くはない。でもこのアルバムになら全てを委ねられるな。
なんたってこのアルバムには美しい名曲しか入ってないのだから。


こんな曲たちをギター1本で歌いまくっていた当時のディランに匹敵する人物って現在いないよなぁ。
当時のディランがどんだけスゴかったかなんてリアルタイムで見てないだけに、語ることはできない。
しかし、はっきりしていると思うのは、現在にはこんなアルバムを作れる人物はおそらくいないだろうし、ギター1つでここまで美しい曲を歌える人物もほとんどいないだろう。
唯一、まだそんなことができる人物を挙げるならば、それはボブ・ディラン本人だけなのではないか。

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