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「愛知県新城(しんしろ)市の私立黄柳野(つげの)高校(辻田一成校長)で、生徒寮に喫煙場所が設けられていたことがわかった(中略)同校によると、喫煙場所があったのは男子寮の空き部屋計4室。隠れて喫煙する生徒が後を絶たず、昨年1月には女子寮トイレでたばこの火が原因と見られるボヤが起きたため、同年4月、この4部屋を『禁煙指導室』と名付けて、喫煙場所としていたという。
同校は、不登校などの生徒を支援する全寮制の高校で、1995年に開校。現在、約230人の生徒が在籍している。
辻田校長は『20歳以上の生徒もおり、校外での喫煙は山火事の危険もあったため、やむなく喫煙場所を設けた。今後、指導室は廃止し、全校集会などを通して禁煙指導を徹底したい』と話している。
同校では今年9月上旬、2、3年生の男子生徒5人が、隠れてたばこを吸ったとして1年生の男子生徒2人に暴行し、鼻の骨を折るなどのけがを負わせる事件があり、県警は今月17日、生徒5人を傷害容疑で書類送検した。」
なんちゅう学校だ。「禁煙指導室」という名の公認された喫煙空間ではないか。「指導室」なんて名前を付けるのがイヤらしい。いっそのコト、堂々と「生徒喫煙室」という名前にしてしまえば良かった。器が小さい。
あとオカシイのが、「隠れてたばこを吸ったとして1年生の男子生徒2人に暴行し」ってトコロ。コレは一年のくせにタバコなんて生意気な!というバカ餓鬼にお得意の歪んだ自意識、先輩としての優越感からくるモノなのか、それとも公認された喫煙場所である「禁煙指導室」があるにも関わらず、隠れて吸うってのは何事だ!という理由に因るモノなのか、または二十歳以上の上級生が未成年の一年生に対して「お前はまだ吸うな!」というとても健全な制裁なのか。おそらく一番最初の理由に因るモノだろうけど、できれば後者の理由に因るモノであって欲しい。ソレは微笑ましい。
やはりこの件で厄介なのは、「20歳以上の生徒もおり」って点が問題。そして二十歳以上の連中に対して学校側が強引に禁煙させるのも問題。だから、こういう部屋は必要なのかもしれん。となると、未成年者と成人を区別する意味でも、二十歳以上の学生は教員たちと同じ空間(職員室の一隅など)で喫煙すれば良い。それで問題にされるなら、ソッチの方が問題です。私もタバコは大嫌いだが、成人に絶対に吸ってはいけないなどというつもりは毛頭ない。ルールに従って吸えば良いのだ。吸うのはソイツの勝手なのだから。そして、いずれ病気になれ。