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「『南無妙法蓮華経!名優緒形拳が10月5日23時53分に亡くなった!』と題するブログによると、緒形さんは4日夜に栃木県壬生町の獨協医大に入院し、5日朝に手術。術後の経過も良かったが、午後になって容体が急変したという。(中略)最後に津川さんの手を握りしめながら「『お前身体大事にしろよ!良い映画沢山創(つく)ってくれよな!治ったら、うなぎ喰(く)いに行こうな、白焼きをな』と冗談を交えて、医者に危篤を宣言されている患者とは思えない、明るいせりふを残して、その4時間後には歌舞伎役者のように、虚空をにらみつけながら、静かに、息を引き取った」と臨終の様子を記した。」
私が見ていたなかでは、緒方サンは“ちょっとだけ極悪”っぽい人柄を演じているときの雰囲気が凄かった。こりゃ、フツウではないな、と思ったコトがある。モチロン、この人の魅力は悪人っぽい役だけではなく、普段のある種飄々とした人柄も相俟って、独特の趣きを醸し出していたように思うのです。今村昌平監督が亡くなった後に、BSで「楢山節考」を放送しているのを見て、原作で読んで感じた辰平のイメージにとても近い演技をされていたコトも思い出す。辰平に扮したあの時の容姿は、“普段よく知っている緒形拳”とは随分違っていたけど、それこそ正に入り込んでいるかのような感じだったのです。
合掌