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2008年9月17日 (水)

北京パラリンピックが閉幕へ=日本、メダルは大幅減

「最終日は陸上の男女マラソンなどを行い、全競技が終了した。日本のメダル総数は27個(金5、銀14、銅8)。各競技で全体的なレベルアップが目立つ中、日本は苦戦。金メダル数、総数とも前回アテネ大会で記録した史上最多の52個(金17、銀15、銅20)を大きく下回った。」

ほとんどテレビ放送されなかったじゃないか! 幾つか見てみたい競技もあったのに。車椅子バスケとかパワーリフティングとか。
メダルを獲った選手もあまり報道されないなぁー。出ているヒトたちは、当然真剣勝負をやっているわけでしょうから、よくある「障害者が一生懸命やることに意義がある」みたいな言には違和感を感じざるを得ないのです。井上雄彦は『リアル』3巻にて、車椅子バスケの選手に以下の如きことを言わせている。

勝ちなんか誰も期待してねーよ
「障害に負けず 明るく前向きに楽しんでます」
奴らが知りたいのはそれだけだ

果たしてこれが彼らの実際の心境なのか否か。
もちろん、障害の程度であったり、個人的な性格の問題もあるから、一律的に捉えるコトはできないのだけど… でも、本気で勝ちを狙ってきているヒトやチームもあるわけでしょうから、彼らを一括りにして「障害者が出場することに意義が云々」ってのは、何かがおかしい。
選ばれて出る大会なら、誰にだって出ることに(出られたことに)意義はあるぜよ。障害の有無を原因にして一方には結果を求めないってのは、それこそ差別でっせ。どちら側に対しても。
まぁ、オリンピックとパラリンピックを(障害の有無によって別れただけの)同じような大会として見た場合の話ですが。パラリンピックの在り方が今のオリンピックとは全く正反対のものへと向けられているのであれば、出るだけでも良かったりするのかもしれません。